内職の思い出3

天気晴朗なれど波高し。
波は見えませんが、風で襖がガタガタ。

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小学校1年生の頃、お金持ちの叔母に従姉とお揃いで
B屋のセーターを買ってもらいました。
B屋はすでに高級ニットのお店として有名で、
そのセーターを着ると
親に「汚すな。」と口うるさく言われるので
おしゃれでもなかった私は嫌でした。

B屋は本店の他、高級ホテルのアーケード街や
東京の三越特選サロンにも出店している店で
大人になってみると素晴らしさがわかります。

学生時代、機械編み教室に通っていた私は
いつかB屋のようなニットを編みたいと憧れました。
和裁や洋裁もそうですが、
個人の“お教室”で好きなものを作っているのは
楽しいけれど技術の習得には限りがあります。

A社のバイトをやめてしばらく経ったころ、
B屋のニッター募集広告を見つけ
昔編んだ総編み込みのセーターを持って
果敢にも面接にでかけます。

若かったのですね~今ならできません^^;)
あんな変な物持って堂々と行けるなんてねえ。

それでも子供用のプルオーバーを編むという
テストを経て、採用していただきました。

最初は小物から、そしてセーターやカーディガン。

ここでの内職は本当に勉強になりました。
勉強のうちの4分は教えていただきましたが
6分は「できる」と言って乗り込んでいる以上、
自分で調べたり、研究するほかありませんから
必死で頑張って習得したかな・・・・

ところが、しばらくすると担当が決まり、
いくつかの商品のローテーションになります。
厳密にゲージを測り、パターンを起こし、
目数を割り出すのは時間がかかる作業ですから
同じ商品を作ることは発注、受注どちらにとっても
効率が良いので当然のことなのですが、
何せ動機が「産業スパイ」ですから

飽きるんです(´・ω・`)

ああ、またあれか・・・と思うとやる気が起きず
最後のほうでは
「仕事はきれいだけど、あまりにも少ない。」と
お小言をいただきつつも
息子が生まれるひと月前まで続けました。

いつか子育てが終わったら、
手編みやニット刺繍も・・・と目論んでいましたが
10年ほど経ったころ、ニッターが不足して、
品質の維持ができないため廃業することを
新聞報道で知り、ショックを受けました。

こうして私の野望はあえなくポシャりましたが
B屋の膨大な、そして凝りに凝った
パターンの数々が廃業とともに消えてしまったのは
本当に惜しいことだと思います。

お読みいただきありがとうございます。
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二人の子どもがようやく独立し、学費の支払いから解放されて、ほっと一息。ふと気付いたら老後はすぐそこ。どうしましょうと焦る日々です。

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